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     アイ・ラブ・手錠

2014.10.27 Monday






遂に『手錠』を作った。あ、いま国会で議論されている「ムチで打った、縛った」という方に使用する手錠ではありません。



これです↓



肩に下がってる…↓


コレ↓




手錠。東ドイツの。本当に出来上がっちゃった ! これだから日本のラモーンズ・ファンが好きです。笑。今回この革ホルダーを作ってくれたのは、banana erectorsの奥瀧君と革工房の安藤さん。この2人の協力と強力なタッグによって商品化できました。ショットの革ジャンにつけるたかがチェーンと革のホルダーである。しかしこれがあるとないとでは、ラモーンズ・マニアのこけんにかかわるほど違ってくる。私はこうゆうのを販売したくてオンライン・ストアをスタートしたようなもんなので満足。笑。


このマニアっぷりがこのバンドのファンの特徴でもある。バカじゃない?  というファンを集めてまとめているファン・クラブの会長をやっている。ので自分にも火がついてしまい、この商品には「ライナー・ノーツ」をつけチェーンも探した。「ライナー・ノーツ」の文章は、オンライン・ストアと今日のブログの最後にも添付しますが、全てそこに書かれている通りだ。奥瀧君の文章はファンの心を掴んでいる。端から見れば「バカ」なのだ。わかる人にしかわからない。だけどそれでいいんだよ。ファン・クラブだもん。というわけで受注生産で販売します。あなたのショットの革ジャンが完成する日も近いです! オンラインストアはこちら


だからこそ、CJラモーンの来日公演で様々な人と関わると私と相手には温度差が出る。ラモーンズを「利用する」人は多い。それって自分の名誉だけでしょ? 本当はラモーンズ好きじゃないでしょ? というのを如実に感じる瞬間にイラッとする昨今。でもこの商品をこだわって作ってくれた2人のおかげでそんな日夜感じる怒りも沈静化できました。安藤さんはメタル好きだけど、この商品を作りながらラモーンズを聴きまくり、さきほど「CJのチケットも購入した」とメールが届いた。


昨夜、新宿ロフトで声をかけてくれたFC会員になったばかりだという女の子みたいな新しいファンとの出会いも嬉しい。「CJに行くのが楽しみ」と楽しそうだった。ファン歴が浅いか深いかなんて関係ないよ。こんな出会いこそエネルギー。FCを運営しいろんな企画を「ファンの為に」出来ることに情熱もつぎ込める。ラモーンズに関わらずどんなことでも本気で集中してやればその熱意や誠意は伝わる。FCをやっていると本当にいろんな事が見える。偽物とはさようなら。


本日オンライン・ストアで発売開始。ただし肩の革ホルダーのみで、チェーンは2本だけ販売します。(←今完売しました)。自分でがんばって探してみてください。発売中止になったUSバッジと違ってこっちは日本でもe bayでもまだ探すことは出来るよ。今回この企画販売にサポートしてくれた川崎竜哉くん、サイトをつくってくれているYARBO、それから鈴木拓也、みんなありがとう。そして今回の商品につく奥瀧君の「ライナー・ノーツ」の文章が最高なのでみなさま、ぜひ読んでください↓




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ジャーマン・ハンドクラフツ・肩チェーンホルダー制作記
      < It's a long way back to Germany? >
        by 奥滝隆志



根拠はないが核心を持って言えること。
ラモーンズのファンは度が過ぎると自らラモーンズに成りたがる。


一か月分のバイト代をはたいて憧れのショットを手に入れる。チビTにリーバイのスリム。キノコ型に髪をカットし安物のデッキシューズを履く。そしてある日とつぜん「ラモーン」を名乗るのだ。名字から採られたバンド名が「襲名」という日本古来からの風習とリンクすることに当の本人たちは気づいていたのか否か。「ラモーンズマニア」なる便利な呼び名があるがそれとはすこしニュアンスが異なる。コスプレと言われれば一斉にブーイングが沸き起こるだろう。他国のファンたちとは一味もふた味も違う我が国特有の「ラモーンズ文化」が確実にある。



そうしたコスプレ…もとい正装する者の誰しもが一度は頭を悩ませることがある。ジョニーの革ジャンの右肩から垂れ下がるチェーン。およびそれが格納された革のホルダー。さぁ、今すぐ「ロード・トゥー・ルーイン」を取り出してジャケを裏返して見てみよう。インナースリーヴでは同じモノをディーディーが左肩に付けているぞ。あれはいったいなんなのか――。ショット社のオリジナルアクセサリー。米軍ギア。手作り小道具。お茶の水のロック座で買ったサイフ。さまざまな説が流布した。なんなのかさっぱりわからない。しかし、アレがほしい…。


ラモーンズ以外にアレを身に付けている人物に遭遇したのはFiFi AND THE MACH靴離戞璽好廛譽ぅ筺Nolly大佐が最初だった。89年ラモーンズ二度目の来日公演でも同様に「上級者」を何人か目撃したが確実にNollyのほうが早かった。しかし…「コレはなんですか?どこで手に入れましたか?」と気安く聞ける人間関係ではない。謎は深まるばかりだった。



いくつもの時が流れ2012年末―。RAMONES FC JAPANの有志によりその正体がついに解明した。「20世紀中期に東ドイツ警察で使われた“手錠”」


目からウロコとはこのことである。伝記本「ラモーンズ伝説」の一節、「ディーディーはドイツに住んでいた頃、太平洋戦争の戦地をさまよい歩きいろんなモノを土のなかから掘り当てた」のフッテージがこのとき脳裏に浮かんだ。本来、腰ベルトに装着するモノを革ジャンのエポレットに付けようと言い出したのはディーディーなのかジョニーなのか、あるいはヴェガか。しばし空想にふけった。そしてこうした貴重な情報をフェアに分け合うRAMONES FC JAPANの姿勢が清々しかった。GABBA GABBAHEY!の精神そのものである。


答えがでると入手は容易い。ebayで検索するとモノがごろごろと出てきた。ただし手錠本体のみ。革製のホルダーは現存率が低くひとたび出品されると競り値があがる。ということでホルダーを自作する静かなブームが好事家のあいだに広まった。スペックを教え合い、「長い」だとか「太い」だとか、そんなハナシを幾度となくした。革は東急ハンズのヤツがいいだとか、おおよそロックとは関係のないことに没頭した。そして――。カッターナイフではどうやっても革の先端を丸く切れないことを悟る。代わりに作ってくれる革工房のクラフツマンを探す作戦に出た。ネットでリサーチ、オファーしてはことごとく断られ、あるいは高い金 額をふっかけられて退散したり。何人目かでようやく出合えた人物はなんということか私の地元山口県山陽小野田市に住んでいた。愛犬ジャックラックステリアにちなみその名も「レザー・ジャック」。うーん、出来過ぎたストーリーだ。



ジャック氏とディスカッションを重ねた。東ドイツ製のホンモノのホルダーを細部にわたり研究、大中小といろいろあるなかからジョニーに最も近いと思われるスペックを算出した。タンニンでなめしたハイグレードな国産サドルレザーを使用。磨きから縫製まですべてハンドクラフトである。完成したホルダーは仲間うちで反響を呼び、ジャック氏をFCに紹介、このほどめでたくオンラインストアで販売させていただくこととなった。ユキ会長の英断、それに遊び心に感謝の意を表したい。


初期楽曲の作者が誰なのかというもっともな疑問にはじまり、「ニューヨークの53rdストリートと3rdアヴェニューの交差点になにがあるのか」といったことまで、ラモーンズには数々の「謎」が存在した。映画「エンド・オブ・ザ・センチュリー」での関係者のぶっちゃけトークによって近年それらが解き明かされたことは周知のとおりである。


この「肩チェーン」はさしずめ「ラモーンズ最後の謎」といえるものであった。実にくだらない。しかしこれもラモーンズの味わい方のひとつであることに違いはない。あまたの来日公演。“PINHEAD”でプラカードが一斉にあがるタイミングで肩ぐるまに乗っかった自分の分身のようなファンたちとまるで目で会話するかのように対峙していたジョニーの姿をいま思い出す。いつものポーカーフェイスで。しかし「オマエも好きだなぁ」と言わんばかりに口元はわずかに緩んでいた。こんなモノを作りましたと見せたらどんな顔をするだろうか。















 


            

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コメント
ファン度が過ぎると「まわし」まきたがる
和田みたいなものでしょうか?
  • 和田
  • 2014/10/29 1:01 PM
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