<<      コロナ後のソウルへ行ってきた 1 | main |        ソウルでやりたかった「3つ」のこと >>

     進化するソウル ソウルへ行ってきた 2

2022.06.26 Sunday

JUGEMテーマ:韓国

 

 

 

 

この旅、とにかく働いたし動いた。それはありがたいことに、給付金いただいて、生きてこれたフリーランスの「働きたい」労働欲の鬱憤を晴らすチャンスでもあって、寝ないで動こうと思っていた。

 

 

やりたいこと3つは全部夜にやることになるけれど、それでもいい。今やれることは今やる、がコロナ禍で学んだこと。

 

 

ウェスティンやインターコンチネンタル、パラダイスホテルと、用意していただいた部屋でゆっくりしたい豪華なホテルにほとんど滞在することなく、朝のゴージャスな朝食ビュッフェを食いっぱぐれても、とにかくソウルの今を見たい。これが私が一番したいことだった。

 

 

映画『パラサイト』のロケ地に行きたかった。丁度コロナで仕事が全部キャンセルになった頃の最後の方の仕事がソンガンホさんとポンジュノ監督の舞台挨拶。韓流ドラマの師匠、スヌーピーこと今泉先輩が『パラサイト』のマートにいった写真を見せてもらっていたから、「私も絶対に行こう」と決めていたのにタイミングを逃した。

 

 

たくさんのバンドと出会ったホンデがどうなっているのかも確認したかった。ロケ地ネタはあとで書くけど、もしソウルに行く予定がある『パラサイト』好きはぜひ行って欲しい。できれば雨の降っている時に。あの強烈なインパクトを作ったポンジュノ監督はすごい。

 

 

 

 

今回の仕事は、韓国の新しい場所やトレンドを日本に紹介するための取材。どんどん進化する韓国に圧倒される反面、観光客に支えられていた明洞(原宿みたいな街)は、寂しい状況になっているのを見て悲しかった。東京でいう渋谷の109みたいなファッションビル「ミリオレ」が廃墟となっていた姿を自分の目で確認した。昔は賑わっていてランドマーク的存在だったから残念。

 

 

 

 

でも韓国人は冷静だ。「ファッション・ビルなんて要らないよ。ネットで買えばいいし」。コロナで追い討ちになって潰れたとしても、潰れるものはコロナじゃなくても潰れるという考えだ。まあ、そうだね。韓国人には当たり前なのだ。チキン屋が出来ては消えていくように、まずけりゃ潰れるんだからいちいち驚くな、と。

 

 

韓国は新しいスポットを作り出して流行らせるのが上手い。東京に例えると鎌倉くらいの場所に当たる京畿道(キョンギド)が、ソウルの新しいカフェ街になり、ドラマのロケにも使われ(意図的に?)、盛り上げアイテムとして気球まで登場していた。バスでうとうとしていたら「到着しました」と言われ降りると、目の前に気球が浮いていた。それもかなりでかい。夢でも見てるのかと思った。。。

 

 

 

 

ビビりながら乗った気球は空が近くて気持ちよく、京畿道(キョンギド)のカフェ街がおもちゃのように素敵でうっとり。ドラマ『あの年、私たちは』のチェ・ウシクのスタジオまで見えて盛り上がる。分かりやすいほど、まんまと惹きこまれていく自分。

 

 

 

 

そうやって新しいトレンドを自治体任せじゃなく、次々と作り出して「せーの」で盛り上げていく。そんな風に見える。日本もコロナ後の新しい日本を海外に向けて紹介したり、発信したりしてるのかな? 

 

 

日本だって土地のある街なら気球も上げられるだろう。温泉地は海外向けのアプローチはどうなっているんだろう?  東京の新しいスポットはどこだろう?  国外に出ると日本を外から見れる。俯瞰できる。日本のことも気になる。

 

 

韓国はコロナ禍の時期、海外に行けないから屋外で距離を取って遊べるゴルフがブームになった。高級ホテルでバカンスを過ごす「ホカンス」が流行ったり、国内の新しいトレンドが増えていた。

 

 

それがこれから訪れる観光客にも繋がるかはわからないけど、初日に宿泊したパラダイスホテルには、カジノ、夜の遊園地、高級スパ、アートシアター等が常設されている上に、ドラマやMVの撮影にも使われているホテルだ。

 

 

時間がなくてレストランの写真を撮って食べて30分で移動。みたいなハード・スケジュールだったけど、ご飯からコスメ(今までの路面店ではなく体験できるセレクトショップ型が増えていく? 印象)、K-POP、映画・ドラマのロケ地、新しいトレンド・スポットなど、コンテンツが充実しているのは強い。

 

 

犬も歩けばコスメショップにあたり、フェイスマスクが地下鉄の構内でもどこでも手に入る景色はほぼ消えていたけど、その代わり、コスメのセレクショップや、自分の肌にあったファンデーションを作ってくれるコーナーを常設したアモーレ・パシフィックが誕生していたり、こちらは嬉しい進化。

 

 

 

 

いろんな韓国コスメを無料で試すことでき、OFF価格で購入も出来る。写真撮っている合間に見学終了でアンプル一つ買えなかったけど(泣)、こうやって景色は進化していくのだ。来年あたりにソウルに来たら「昔は街のそこらじゅうにフェイスパックが売っていてみんなのお土産にまとめ買いしたんだよ」という昔話しがされちゃうんだろうねぇ。このコスメのアモーレのお店もカフェも工場街に誕生していたから、このあたりも更に変わっている予感。

 

 

 

 

韓国はとにかくスピーディ。「ぱりぱり(早く、早く)」という言葉を街でよく聞くけれど、どんどん進む。逆にそれが問題にもなっていて、ITが進化しすぎて、高齢者が様々な場面でついて行けないことが問題だと友だちが言っていた。

 

 

例えば映画館でチケットを買うにも全部電子化。「日本の映画館にはまだ紙のチケットを買える窓口はあるの?」と聞かれ「あるよ。地下鉄も切符が買える」と言ったら「それは素晴らしい。高齢者のことを考えている」と感心されたけど、そうゆうことなのか。。。

 

 

どちらにも、良し悪しがあるということも色々と見えてくる。

続く。。。

 

 

 

 

 

 

 

 



            

スポンサーサイト

2024.03.20 Wednesday

  • Author : スポンサードリンク
  • -
  • 12:17
  • -
  • -
  • -
  • -

            
コメント
コメントする









calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
selected entries
categories
archives
recent comment
links
profile
search this site.
sponsored links
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM
2008JUGEMキャラコングランプリ
キャラクターデザイン:磯崎洋助/「おしゃれひつじ」