<<      「聖地巡礼ツアー・東京編」をやってみます | main |      ラモーンズ関連ネタでブログ再開〜 >>

     『サラエボの叫び』を見てきた

2018.06.15 Friday


 

 

 

 

 

 

 


IRON MAIDENを辞めた後ブルース・デッキンソンが、紛争状態にあったサラエボに向かった当時を振り返るドキュメント『サラエボの叫び』を見てきました。※ネタバレはほぼないと思うけど、見る前に知りたくない人は読まない方がいいかも。

 

 

とにかく見終わって言葉がなかった。と同時に格言、名言だらけの映画だったので、メンバーやブルースの言葉を全部メモしたいくらいでした。それは窮地に立った人間だけが話せる偽りのない言葉だと思うけど、とにかく見終わって「はぁ」とまずため息をついた。

ボスニア紛争やサラエボのことは教科書で知る感覚。悲惨さは分かっていても肌で感じることは(でき)なかった。でもなにしろミーハーだけどブルースのファンだから見なきゃってなチープな動機で映画館に行ったのだ。

 


決してメジャーな映画ではないし編集も完璧じゃなくて最初のサラエボの状況の説明シーンは不謹慎だと思うけど映画的には少し間延びする。ミュージシャンが主役だけどこれはロックの映画じゃない。でもブルース達がどんどん現地に近づいて行くにつれ、人間の行動力やロックのパワーを感じて圧倒される。

 

 

 

 

このサラエボ公演は、(おそらく)情報の少ない時代に「国連」とか「ちゃんと守る」という言葉を頼りに「行ってみよう」くらいで決まったんじゃないかと思う。でも実際に戦地に行くと状況は全く異なる。サラエボに乗り込む手段もなく「無謀」と言われ「引き返すか行くか決断しろ」とまで言われる。結果バンドは行くことを選ぶけど、乗る予定のヘリコプターが理由を教えてもらえないまま用意されず(おそらく撃墜されたらしく...)、やむなくトラックの荷台に乗って現地に向かう。真冬のサラエボを8時間もかけて。

 


映画の中でメンバーがブルースに「トラックの荷台に乗るなんていつ以来だい?」と聞くとブルースは「1980年のサムソンのライヴ以来かな」と答える。1994年まであのIRON MAIDENのフロントマンだったのに。この発言を聞いた瞬間ブルースの人生が垣間見えてグッときた。そしてIRON MAIDENという大きなブランドの中にいたにも関わらず、トラックの荷台に乗って移動する姿に素のブルースが見えてこの時もう私は感動していたかも…。なぜなら彼(ら)は、おごりも見栄も通用しない一公演のために命がけの道を選んでいたから。

 


コンサートは闇夜に一台のスポット・ライトだけを使用して行われた。「あの時だけは戦争を忘れられた」という言葉や「他の国だったらこんなコンサートがいつでも観れるのに」というファンの言葉を前に、楽しむだけが目的の自分たち(それでいいんだけど)に言える言葉なんてない。今までたくさん見ることができたIRON MAIDENのコンサートをあんな経験をしたブルースが私たちの前で歌ってたんだなと思うと、サラエボ(のファン)と自分たちが少しだけ繋がった気もしたし、平和のありがたみも感じた。

 


メンバーの一人が「今も街がクリスマスで華やかになっても、あの時の12月が頭から消えない」とPTSDのような言葉を発していたのが、生きて帰ってはきたけれど、当事者たちにしかわからない、映像には写っていない恐怖や寒さやいろんなものがあるんだろうと察することができた。映画は発言や少ない映像からも普通ではない事をやったバンドの姿を描いていた。

 

 

見終わってブルースのミーハーだけど、益々ブルースが好きになったし興味が湧いた。ミュージシャンとしてステージに立ち、飛行機を操縦するパイロットの魅力に加え、人間ブルースのことも知りたい。ロックの映画ではないけど是非チェックしてみてください。自伝もすごく楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

スポンサーサイト

2018.11.15 Thursday

  • Author : スポンサードリンク
  • -
  • 22:25
  • -
  • -
  • -
  • -

            
コメント
コメントする









calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
selected entries
categories
archives
recent comment
links
profile
search this site.
sponsored links
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM
2008JUGEMキャラコングランプリ
キャラクターデザイン:磯崎洋助/「おしゃれひつじ」