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     5泊6日入院物語・その2

2018.03.01 Thursday

 

 

 

 

 

 

 

昨日の続き……

 

 

入院中は、庶民なのでもちろん4人部屋でした。でも3秒でどこでも寝られるという性質(体質?)がこういう場合は非常に良い。幕張メッセの床だろうと、空港だろうと、どこでも。カーテン1枚のプライバシーでも周りの状況もシャットアウト出来てまったく気にならない。これを自己中とも言うが…。

 

 

 

 

お隣は93歳のお婆ちゃん。しょっちゅう喋っていて、そして悔いている。彼女の嘆きや愚痴は、私にとっては格言にすら聞こえて楽しい入院生活にしてもらえた。別に具合が悪いわけじゃなくて、とにかく[93歳の自分は「もうダメだ」]と嘆いている(笑)

朝ご飯のあとに寝てしまい、ランチタイムで起こされた時に「もう夜ご飯なの?」と看護婦に言ってしまったことがショックで、「昼だか夜だかわからんくなってショック」と1日中言っていた。93歳まで生きてても、80歳を過ぎてからはショックなことが多く(この程度のことだとは思うが…笑)、「もう今日のリハビリはやりたくない」としょぼくれていたり。

 


またある日、心電図を取りに行き戻って来るとこう言った。「知らない人に車いすに乗せられて、一体どこに連れて行かれるんだろうと恐ろしくて、恐ろしくて、戻ってこれて本当に良かった」と。看護婦さんに「心電図の係はいつも同じ人じゃないんですよ〜」と説明されても、「あの人は知らん顔だし、優しくないし信用できん」(笑)。心電図係、気の毒に。

 

 

ボケることへの恐怖に常に怯えているお隣のおばあちゃん。でも感情をそれだけたくさんの言葉で表現出来れば十分凄いよ。「3年前のことも思い出せない、もうダメだ」と言ってたけど私もFacebookに教えてもらわなきゃ忘れてる。でも「人生3度のご飯をきちんと食べて、美味しいコーヒーを飲む。それをモットーに生きてるんだわ」と元気な日は楽しそうに言っていた。そのシンプルなモットーはアメリカン・インディアンの「生きるために必要なものは太陽、土、水」に似てるなとも思ったりする。

 


退院の朝、検温時間になってから、看護婦さんに「朝ご飯食べましたか?」と聞かれた隣のお婆ちゃんは「はい。全部おいしゅうございました。毎日毎日おいしくてそれだけは幸せ。だって私が結核で入院した時のご飯は、お茶碗一杯におかかがかけてあるだけ。戦時中だったから食料がなかったんで、しょうがなかったんだけど」と言ってたのを聞き、「当たり前の日常を一回見直せ」というテーマを突きつけられてる気がした。人生もしかしたら長いのかもしれない。

 

 

 

 

何となく自分のランチに似てる気がして嬉。花麩とみつばのおすましと白アスパラのおかか煮は美味しかったので今度作ってみよう〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

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2018.05.11 Friday

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