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     自分もちゃんと伝えよう「石田さんの写真」

2017.03.31 Friday

 

 

 

 


自分のFACEBOOKのフレンズには、写真家の方もたくさんいます。普段、私はあんまりカメラマンとつるまないので (=大勢限定。個人別)、その分、写真家の作品を見るようにしている。引きこもりなタイプではないけれど、「写真家は孤独な作業。みんなでファインダーを覗くわけじゃない」というボスの言葉に影響を受けていて作品が訴えてくれればコミュニケーションはとれると思っている。

 


この親子の写真はふらっとFACEBOOKを覗いていた時に出会った一枚。撮影したのは写真家の石田昌隆さんで、海外で撮影した写真をアーカイブのようにFBに載せていた中の(石田さんにとっては、もしかしたらただの)ワン・カットだ。でも、私はこの写真を見た瞬間、釘付けになった。私は韓国のバンドと友だちになって以来、顔はアジア人なのに日本人とは真逆の韓国人に興味を持って15年経った。これをきっかけにご飯やコスメにどっぷりはまり、今も面白さは尽きず楽しんでいる。日本では嫌韓という言葉もあるが、政治と文化(とご飯)は別なので私にはピンと来ていない。それには理由がある。

 

 

 


カメラはフィルムだしとても高価な時代。母娘は写真を撮ってもらって嬉しそうな笑顔。それが全てを表現している。「宿に泊まった日本人のお客さんが撮ってくれる」ことになって、こんな嬉しそうな笑顔になるなんてなんて素敵なんだろうと思えた。おしゃれに興味がありそうな娘のまるっこい爪につけているマニキュアも可愛いい。石田さんが撮りたい気持ちになったのもわかる。写真からは素朴そうな親子の愛情も感じとれたし、日本人のカメラを持った男性客への警戒心は微塵も感じさせず石田さんと母娘の間の空気も見える。写真は正直だ。捉えた石田さんはやはり凄い。できればこの前後の2、3枚を見せてもらいたいくらい。

 

 

今は、写真は簡単に加工できる。カラオケルームの写真ならそれでもいい。でも人の本質、ホンモノはどこなのかを見極めるために、肌でコミュニケーションをとらなければわからないと思う。石田さんは70年代の韓国のあちこちで韓国人と話したそうだが、「戦争のことを問われるわけでもなく、母娘が経営するオンドル宿で歓迎された」そう。このコメントはFacebookを見てください。まだ日本との間にぴりぴりした感情が今よりあると思っていた私ですらそのコメントは新鮮だった。

 

 

石田さんにとっては、多分ただの一枚で、私のブログ・ネタにされたら迷惑かもしれないけれど、昨日の私はこの写真を見て思うことがあったのだ。それは韓国の友だちのこと。彼女は30歳くらいで韓国のライブ・ハウスでよく会うので、自然と友だちになった。日本には行ったことがないと言ってたけど、いつも音楽のことばかり話してたので理由は知らなかった。彼女は先週大阪で開催されたパンク・スプリングを見るために韓国から1泊2日で大阪に来た。

 


FACEBOOKの写真を見ていたら、飛行機に乗って初来日。初来日だからドキドキすると書いてあった。そしてパンク・スプリングでずっと見たかったMXPXを見ることが出来て嬉しすぎて興奮していた。夜は念願のつけ麺を食べて「すごく美味しい」とコメントしてあり、どっかのホテルの窓からの静かな朝の景色と「もう空港に向かわなきゃならないのが残念」と書いてあった。そして「日本は本当に本当に楽しくて、美味しくてまた絶対に来たい!!!」とあり、そのあとにこう書いてあった。「ずっと怖くて、緊張して、勇気がなかったけど、来て良かった」と。

 


韓国で会う時に「日本に遊びに来なよ」と誘っても「うん」とあっさりした返事の裏には嫌韓日本というイメージに対する恐怖があったのかなと勘ぐった。ちょっと悲しくなった。ロック・ファンなんてどこも同じだし、彼女がMXPXを見たいという気持ちがその恐怖と緊張に勝ってくれて本当に良かった。次に来日した時や韓国に行った時にはもっと音楽意外のことや、日本のバンドのことも伝えたいと思った。そして「ご飯は好きだけど韓国嫌い」と、メディアの情報をそのままインプットしている人にいちいち説明なんてしたくないと思っていたけど、書かなければダメだと思った。結局彼女もメディアのイメージでそう思ってただとしたら残念なことだから。

 


そろそろライブも見たいしコスメも買いたいし、安くて美味しいご飯を食べるために来月か再来月ふらっとソウルに行ってこよう。最初に出会ったGUMXのドラムのがんちゃんが、ついにソウルで「お好み焼き屋」を開店した。2003年に初来日して大阪の屋台でたこ焼きを「食ってみ?」と、口に放り込んだ時の目を丸く見開いたままのあの顔が今でも忘れられない。あれから10年たって、大阪のおたふくに修行にいっちゃって今がある。私も彼らに出会ってソウルに行って今がある。人間同士は揺るがない。ま、でも……本音はソウルで日本のお好み焼き、食べたくないんだけど(笑)

 

 

 

 

当たり前のことや写真を時々載せて書こうと、石田さんの写真を見て思った。私が映画や記事で想像していた70年代の人間とは違った。韓国で日本の味が食べたくなったら(…ならないと思うが・笑) ぜひ、お好み焼き屋POBIに足を運んでやってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

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