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     裸

2017.03.14 Tuesday

 

 

 

 

 


もう少し待ってから書こうと思っていたネタだけど、そう思っているとここに登場させようと思っていた人が何年ぶりかに現れた。それで「今書け」といわれてる気がしたので書きます。

 


おっぱいの本を頂いた。正確には『乳房のある情景』というタイトルの伴田良輔さんというカメラマンが撮影した写真とエッセイ(小説)集。自分も今年は写真エッセイ集を出す予定なので、テーマが違うけど構成も気になり興味を持ちながら読みました。

 


読んで、見て、思ったのは、『乳房のある情景』はもちろん主役がおっぱいだから、女性が主役なんだけど、すごく男性的な、男性目線の本だなと思えた。エロという意味ではなく。どっちかというとエロをオブラートで隠しているかもしれないくらいソフトな表現で。しかも、私だけかもしれないけれど、あってほしいおっぱいの写真は無く(表現)、求めているものも見え方も全く違うんだなと。なので、この写真集の中に私の好きなおっぱい写真はありませんでした。我が家の壁にも、アメリカ人の写真家のモノクロ、ヌード写真がフレームに入れて飾ってあるんだけど、それとも全く違ってて。これはむしろおっぱいがくっついていない男性にしか撮れない写真だなぁと思ったわけです。

 


そうゆう意味で男性的。男性のカメラマンが自分が持っていないもの、母性とか、やわらかいおっぱいとか、そういう憧れを捕らえているように見えました。文章も写真もまるでソフトフォーカスがかかっているように、大事に被写体を捕らえている、と。乳房は赤ちゃんの栄養補給場所でもあるわけで、エロも暴力もセクシーも無縁。もちろん男性視点でまた別の表現も作れると思うけど、ここはぽわんと暖かいおっぱいがたくさんありました。これ私には撮れないな。自分の知らない世界じゃないので憧れもない。おっぱいについて考えることなんて、「マンモの検診行かなきゃなぁ」とか、寄せて上げることばかりだもんね(笑)

 

 

そして文章(小説)も、写真にぴったりと寄り添っている。むしろこれが素晴らしいと思ってしまったら失礼なのかな。写真にそえられているおまけの文章ではなかった。自分もヌード撮影には凄く興味があるけれど、テーマがしっかりしていないと撮れないなとずっと思っている。

 

 

それで最近私は、ニューヨークでお世話になったボスが当時、撮った裸の写真を思い出していた。そしたら先週、そのボスからメールが届いてびっくり ! 彼は確か、ハッセル6x6で撮影していたと思うけど、ニューヨークだから黒人、白人、黄色人種を四角いフレームに収めるという撮影していて (と、こんな適当な解釈で活字にしたら怒られそうだ・汗)、さらには太った(豊満なですね)女性ばかりを探していた。真四角の中に収めて裸とは思えない造形を作るというテーマ(だったと…これ以上書くと作品に失礼なので、やめときます)、そんな裸の撮影でした。と書いていたらHPにその裸がありました。こちらをご覧ください。

ここにもエロもセクシーさも無い。人によって見え方も捉え方は違うと思うけど、あえてそう表現したと思えた。洋服を脱ぐプロセスはエロいのに、表現した作品は女性の裸を描いた時に使われる多くの単語とは無縁の絵。25年前、バライタ(紙の種類)にプリントされたこの写真を見せられて、「あぁ、自分は裸の写真なんて一生撮れないや...」と突き落とされたのでした。

 

 

何でもそうだけど、「どう表現したいのか」、「何をとらえたいのか」だから。『乳房のある情景』はタイトル通り、おそらく被写体ではなく、カメラマンが捉えたい乳房が並べられた本。もしも私がクライアントに「乳房のある情景を撮って来い」と言われたら、まっすぐに銭湯に行っちゃいそうだもんな〜(笑) それが私にとっての乳房のある情景。女の人間味がある場所だから。ストリップ小屋にも行かない。なぜならあそこはライブ・ハウスに見えて、私にはおもしろくない。満たされちゃっていて。

 


そしてもう一冊、同じ裸でも女性が1人もいない裸の人たちをテーマにした本『スー女のみかた』ももうすぐ出版されますよ。こちらは元・近所の和田静香さんの本。コンビニ本に続く期待の一冊。私が撮ったどすこい写真(和田の ! 笑)も絶賛掲載中らしい。和田がよく「萌え〜」と言ってる力士の肉体美に男の人も萌えるのかしら?  これが男と女の視点の違いという感じがする。男性は力士の裸(肉体)に萌えるのか?  萌えるのは強さ?   裸好きの( ? )神田の出版社のHさん、どうなんでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

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