やっとブログ書けた! 2本のトークショー終了しました!

2017.11.20 Monday

JUGEMテーマ:ROCK

 

 

 

 

 

11月10日の新宿ネイキッドロフトで『メタル現場主義』そして翌11日のジュンク堂池袋店芸術フロア=レンガの壁フロアでのトークショーで『ThankyouRAMONES』のトークショーでした。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました ! ! !   を、とっとと書けよって話です。すみません。m(_ _)m  いや、今回ばかりはブログを書く余裕…全くなかったです。先に書かなければいけない原稿もあり、(実はあと1本韓流コラムもあるが締め切りは明後日)、撮影もひと段落したので、書いていきます。

CJラモーンの日本公演で彼と話したいろんなことも。

 

 

まずは『メタル現場主義』のトークショーのことから♡

 


この日は来てくれたお客さんが暖かかったぁ…皆様、ありがとうございました。旧友・増田勇一君の司会進行が秀逸でさすが ! ! で、私の言葉をぐいぐい引き出してくれました。「トークショー?  いいよ〜」と二つ返事で引き受けてくれるのも旧友「増田君」ならでは。しかも3時間の長丁場。ありがとう〜。

 

 


ゲストで飛び入りしてくれたマーティは、最初「22時じゃ間に合わないかも〜」と別の現場にいたはずなのに、(おそらく? )予定を入れ替えて参加してくれたのです。もう2年近く撮影しているドキュメンタリー映画のクルーも一緒だったので、みんなあの映画に写ってたら記念が増えるね〜(笑)

カットしないでね〜って言っておこう。

 

 

マーティのトークは(テレビ用じゃなく)普段のまますぎてそれもまた彼らしく良かった。だってトークの壇上にいるのに私が以前貸したRAVENのファンジンを「あれ返したっけ?」と普通に喋っちゃってたもん。でもあの距離感が彼らしさ。『メタル現場主義』に書いた素で普通にロックの話ができる相手のままが見れたのでは? 取りかこむ環境が変わっても彼は変わらない。最高ね。本を持ってくれている写真はお願いしたのではなく宣伝に使ってと送ってきてくれたんです。いい人だね。

 

 

 


来れなかった方のために写真の裏話を少し書きます。もう手にとってくれている方も多いけど、1ページ目のご挨拶の写真はレミーでした。あのポーズを「やって」と頼んだんだわけだけど、改めて撮影した写真を全カットを確認してみたら、あのポーズはなんと1枚だけ。次のカットは持っていたタバコをふかしている画だった。そうゆう人だよな、レミーって、と思ったね。あんなポーズ、彼は本当はサービスじゃなきゃやらない人ってこと。それでもレミーのあのポーズは2、3枚はあると思ってました。

本を書き終えた時に、「よくあれだけのこと覚えてるね?」といろんな人に言われたけど、写真を見ると思い出せる。さらに前後のカットを見ると現場を残しているので、その時の空気も思い出す。「この時は、撮られるの嫌いでひとりダルそうにしていたやついたな」とかね。

 


トークショーが終わってからFacebookやコメントなどたくさん受け取ったけど、それを読んでも来ていた人たちが暖かく尚且つ大人でした。その中に「よくライヴ会場でお見かけする人だなと思っていたけど、声はかけられなかった」や「僕は80年代を知らず畔柳さんのことを知らなかった」というものあった。それらを読んで、あ、声はかけてくれてぜんぜん大丈夫ですから〜、怖い顔して撮ってるかもだけどって書いとこう(笑) 「私のことを知らなかった」というコメントには、それはあえてそうしていたからです。このことは初めて書くけど、私は編集部を辞めてNYに行って帰国して東京の撮影スタジオに入社した。けどその時の面接官が「バーン!」の読者だった。だから…もしかしたら私はスタジオを合格できたのかもと思ったっていう話。

 


スタジオ業務は相当過酷。朝から深夜まで続く労働。だからスタジオマンの募集年齢は18歳から25歳までが平均的。当時の私の年齢は29歳。それでも合格できちゃった。面接官に「元バーン!」のスタッフだったことがバレた時、「10歳も下の子たちとコミュニケーションはとれますか? 年下に命令されても働けますか?」と聞かれ「はい。できます」と答えただけで私は合格になった。それはありがたいことだし、自分のキャリアは事実だからいいと思うけど…「元バーン!」じゃなくても合格してたのか?  とは思った。

 

 

だって「元バーン!」の私は、年齢オーバーな上に、まだ撮影のノウハウもつかめないアメリカ帰りの初心者。そして自分の写真の個性も完成していないただのアシスタントでしろーと。それでも「元バーン!」という言葉を使えば私は動きやすくなるんだなというのを知ったけど、それじゃまずい。ハングリー精神で向かっていかなきゃフリーランスとしてあぐらをかいてのスタートになってしまう。そして、そのうちつまずくだろうってこともこの時にわかった。最もアメリカでひとりだったから、肩書きは必要なかった。だから敢えて聞かれない限り「元バーン!」は封印し、スタジオの10代と同じ気持ちでカメラマン一年生になりすましてた。編集者からカメラマンにキャリアアップなんてかっこいい言葉だけど、実がともなってなきゃかっこ悪いだけだしね。

 


今のカメラマンはもっと自分をセルフ・プロデュースするのがイイみたいなご時世だけど、29歳の時の自分は「元バーン!」を封印して、見た人が「この写真かっこいい」って気がついてくれればで勝負したかったっていうのがあったかな。そして、その頃(1992年頃)、ジョニー・ラモーンから「オマエはやれるからファンクラブを運営してみろ」指令が出て、(やってみるか…)と、ぐいぐいそっちに傾倒し、ラモーンズ・ファン・クラブをやっているカメラマンになっていったんです。

 

⬆︎⬆︎⬆︎

 

話をトークショーに戻します。FACEBOOKに「車に乗らないよ〜」と写真を載せた島忠で買った黒いボードは、当日限定の写真やコピーを貼り付けて展示しました。例えばラーズの別カット。あと手書きでレミーの自宅の地図まで勝手に書いた。それから当時どうやって雑誌ができていたのか(って活字にするとなんか社会科見学みたい・笑)とか、紙で印刷する時代だったので、版下という紙に文字やバンドのロゴを手書きで作っていった話などもボードに書いたり、喋ったりしました。あと、NY資金を貯めるためにお弁当を作って行って大野奈緒美ちゃんに売っていたという話もバレた(爆) 何が恐ろしいって増田くんの記憶力。すごすぎる。あの程度で良かった〜(汗)

 


あとイケメン・ベスト10の1位に男性からのクレームが多いですね〜(笑) 女性からくると思ってたら、ぜんぜん来ないので意外と母性本能をくすぐる何かをもっているのかも!?  それか話題にするまでもなく論外? (笑) ま、いいや。人それぞれ、好みってあるし〜。

 

 

 

写真でグラビアにしたバンドのエピソードも書いてないけどあります。ロニー・ジェームス・ディオは気遣いのできる人だし、撮影にもすごく協力的でメロイックサインも「先にやるかい?」なんてやってくれるんだよね。自分は背が小さいから「待て待て、俺が前に立つ」と笑いながら前に立って若いバンドのメンバーに指示を出す。若いバンドやアメリカのパンク・バンドからも慕われる理由は会えばわかる。と、いうのも文章では書けてなかったりと、書いても没になったりとか、いろいろあります。フィルムの劣化や編集の問題で二転三転して、本当にグラビアの写真も印刷ぎりぎりで差し替えたりとかね。ジョーン・ジェットの金髪写真だって本当はカラーで見せたかったけど、しょうがない。とか。

 


でも形に出来た。楽しんでもらえれば幸いです。2冊の本は大事な双子の子供みたいという表現をしているんだけど、55歳のひとつの区切りになった。みなさまのおかげです。プロモーションまだまだ頑張りつつ、ラジオの出演もあれこれいただいているので、自分の本(双子)、大事にしなきゃな。

 

 

そういえばネイキッド・ロフトを(撮影)現場にしたかったので、カメラのライト(傘)も立ててみました。本当はあれテーブルに置いておいたカメラのシャッターを切るとパシャってライトが光るようにセッティングしたのに喋るのに夢中でシャッター切り忘れました(カメラマンなのに…笑) そしてカメラマンなのに写真はみんなにもらったものをパクりました。すみません。

 

 

 


引き続き、プログはレンガの壁の前で仰天エピソード登場の『ThankyouRAMONES』のトークショーのことを書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 



            

     『メタル現場主義』トークショーの詳細 #1

2017.11.08 Wednesday

JUGEMテーマ:ROCK

 

 

 

 

 


CJラモーンの来日ネタと写真は山盛りすぎて処理追いついていないので、とにかく週末にセレクトするのでしばしお待ちを…

 

 


今日はトークショーの宣伝ブログ。内容もちょっと教えちゃう。

 

 


11月10日(金)に、新宿の職安通りにあるネイキッド・ロフトでBurrn! 時代の旧友・増田くんとトークショー『メタル現場放題』をやります。

 

増田くんとミーティングをしたけど、彼の「現場ネタ」も登場することを考えると、取材現場の裏話しネタはもうお腹いっぱいってくらいある。のでたっぷりあれこれ聞くことはできると思います。ミーティングで増田くんと話していて、思い出して全部出したら3時間じゃおさまらないね、という結論に。さらには"いらんネタ"まで思い出し(…汗)。 当時の編集部の様子は私たちふたりのトークショーで少しは伝わるんじゃないかと思います。とにかくうるさかった、と。当時の編集部は基盤(メタル雑誌の)を作ることに必死だったので、毎日ああでもないこうでもないと、とにかくぎゃーぎゃーうるさかったと思う。私だけか? (笑) 私は地味に仕事しているタイプだったと思うけど、と書いておこう。どうせトークショーでバレる。

 


今だからバラす編集作業の大誤植っていうか、まあ、とにかく「ええ?」みたいな80年代の話をする予定。だいたい当時のバンドのロゴ、私が手書きで書いてたなんてみんな思っていなかったでしょ? 元上司とインタビューした時、「おまえ、お正月号についていたシールのRAVENの枠を1mmでもでかくしてやろうと線を引き直してたの本当?」と唖然としてました。謝罪も込めたトークショーになりそうな予感すらしますが、楽しく喋り(ばらし)ます。

 


私はこうゆうイベントを企む時、自分も楽しみたい。だからラモーンズの企画では、書店の中にレンガの壁を作ってみたりしたけれど、メタルでトークショーやるのは初めてだし、本のタイトルは『現場主義』なので、ネイキッド・ロフトを『(私の)現場=撮影現場』にしようと考えてました。トークショーのスペースをフォトセッションの現場に仕立てるのです。勝手にぱしゃぱしゃは撮らないのでご安心を。でも『現場』の緊張感を作ってみようかな〜と。

 

 

↓ちなみにこれはおとといのラプソディーを撮り終わったあと。かたずける暇なしで走ってライヴ撮影に突入@O-east。

 


そんなわけで、島忠で小道具を買ってみたけど、でかすぎた。むりやり車に乗せたけど取りだせなくなったりして(汗)

 

 

 

本に載せた写真以外のアナザー・カットも少し見せられると思います。それから原稿も書いたのに掲載できなかったバンドのエピソードもあるのです。どっさりと。だからそのあたりもしゃべっちゃおうかな、と。スレイヤーの話は取材現場では増田君と一緒だったので、エピソードはWになる予感。撮影する私とその現場を横で見ていた人とのトークショーですね。

 

 

それからプレゼントとお宝ベスト5に書いた物もテーブルに並べる予定。Tシャツは100万円のを着ていこうかな〜(笑)  みなさまも自慢のTシャツでお越しください。そしてじゃんけん大会かくじ引きかわからないけれど、プレゼントに私があなたのアー写をとりますコーナーもあるので、アー写にしてください。いつ使えるのかわからないが(笑)

 

 

ラプソディー・バージョンでいきましょうか!?

 


もう明後日だというのに、まだやりたいことがむくむくむと浮かぶので、当日増田君と決めます。19:30スタートで、延々と喋っちゃいま〜す。メタルは初だからやる気まんまん。あ、当日は本の販売もしますので、まだ買えていない人はぜひネイキッド・ロフトでご購入ください。サインでもハイタッチでもなんでもやります(笑) で。しつこいけど1ページ目の写真から見てね。それとラモーンズ本のカバー同様↓カバー剥がしてステージ裏ショットも見てー。

 

 

よろしくお願いします。

 

 

マーティー、わざわざ本を持った写真で宣伝してくれてました。マーティはそうゆう人。いつも本当にありがとう! ! 

11月10日(金)ネイキッド・ロフトで19時半から。でもマーティーはいないからね。

 

 

 

そしてその翌日11日もトークショー...の内容は明日書きます♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

      本2冊執筆終了:『メタル現場主義』

2017.09.30 Saturday

JUGEMテーマ:ROCK

 

 

 

 

 

やっと ! ! ブログ復活。

 


ずっ〜と本を書いていました。しかも2冊も...(@ @;)    どっちのフライヤーにも「10万字書き下ろし」っていうコピーが書いてあるんだけど、x 2 だから20万字書き下ろしたってことに……普段使わない右脳だか左脳だかの筋肉ついたかも。しかしカメラマンの分際で本を出版させてもらえるなんてありがたい話。もう一生懸命書きました。「書きましたじゃね〜よ、当たりまえだろ」って怒られるかもだけど、いや、もう、ここぞとばかりなんですよ。(脳の)基礎体力がない私が最後まで走ったっていうか、完走できたっていうか…とにかく両方とも大事な2冊には間違いない。だからちゃんと1冊づつ紹介したい。自分の本だから、自分できちんとしてやらないと。

 


まずは『メタル現場主義』のこと書きます。

 


私は20代の時にシンコー・ミュージックで創刊されたHM専門誌の専属グラフィック・デザイナーとして働いてました。NYへ行っちゃうまで。そんな『BURRN!』という雑誌で紙面を作ってた私が、いつ「写真を撮りたい」になったのか?  それは88年に来日したあのバンドがきっかけです。ラモーンズでもレイヴンでもない。…という話をはじめ、撮影エピソードからバンドへの思い入れをたっ〜ぷりと書きまくりました。60バンドも。メタル・バンドだけでももっと撮っているけど全部書ききれなかった。だから「ユキさん、あの時あのバンドのライヴ会場にいたじゃん?」と思う人もいるかもしれないけど書けなかったバンドは...仕方ない。フィルムが劣化していくのをルーペで見てビビりながら、自分の記憶が劣化する前にフィルムで撮影した時代のことを(も)あれこれ書き残しました。

 

 

 

内容を少し紹介すると、スリップノットがグループ・ショットの撮影現場にマスク忘れてやってきて「今すぐとりに行ってこいっ」と命令した話とか、密着取材で垣間見たとあるミュージシャンの素顔とか、メタリカのラーズの目力とか、歌詞は凄いDEATHなのにそうゆうのまったくダメなバンドだったネタとか、デイヴ・ムステインにけちょんけちょんにいじめられた話とか(撮影と関係ないけど...)、独断と偏見で選んだイケメン・ベスト10♡とか、メタルに特化しカメラマンの自分という立ち位置はぶれることなく。でも「笑」多い。

 


そして自分にメタルを聴くチャンスをくれたお二方にもインタビューを申し込み、さらには「それも撮り下ろしたい」とお願いし、伊藤政則さんと元上司の酒井さんを撮り下ろさせていただきました。撮り下ろし写真はミュージシャンの撮影と同じようにコンセプトを考えて撮影したある意味Exclusive!  このコンセプト、メタル・ファンなら「おお、そうきたか」と分かってくれるんじゃないかな。伊藤さんには、私が通ってた新宿ツバキ・ハウス時代のことから取材のエピソードまで。元上司の酒井さんには、以前ここで私が書いた “お正月号に何故シールが付いてるの?“ が好評だったので、今さら知りたかったことを聞きまくってきました。

 


そしてこの本には、もうひとつ自分的に重要なポイントがあって…それはカメラマンもデザイナーも編集者も女性。女性の視点で作ったメタル本という点。これは意味があると思います。男性編集者だったらOKが出ないポイントっていうのもある。写真のセレクトも。カメラマンも今でこそ女性も多くなったけど完全に男社会。その中で個性をどう出せるかも大事だと思っているので。丁寧で優しいメタル本になったかな?

 


デザイナーの浅井さんは私がグラフィック・デザイナーだった80年代のリアリティを出すために昔の『BURRN!』を見てテイストを吸収してくれた。派手派手に作っちゃったからね〜当時の私(笑)  でも彼女はメタルをスマートでかっこよく見せてくれてますよ。そして元MUSIC LIFEの編集者、赤尾さんとのタッグは科学反応を引き起こしているかもしれません。いや、私は頑固な上にわがままだからただ赤尾さんが大変だっただけかも。でもクリエイティブなことは、どんどん新しい人や物事との組み合わせが大事だと思うし、エンタメは作る側も楽しくなけりゃ伝わらない。そこがうまくいったと信じてます。楽しい本は読み手にも伝わる。大変だったけどすごく楽しい作業でした。と書いてるけど校正はまだ続いてる… 

 

 

構成も写真も何度も差し替えて、カッコよく見えるページを目指しました。この本は、作っていくプロセスも含めておもしろかった。発売前にまた本の制作裏話しを書きますね。ぜひ買ってくださ〜い。続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

     ロック・フェスの真骨頂

2017.08.23 Wednesday

 

 

 

 

 

 

サマソニ2017の撮影は無事に終了しました。みなさま、お疲れ様でした。
それで…なんと、もう出来たそう⬇︎ 驚 ! !

 

 

 

カメラマン的には写真をグラビアとして扱ってもらえる紙はやっぱり嬉し〜。流れていかない写真。記録じゃなくて記憶に残って欲しい写真が一冊にまとまってます。

 


個人的にライヴはKASABIAN、DUALIPA、Phoenixなどなどあれもこれも良かった。撮影は金曜日の夜から開始。時間を飛ばしてるわけじゃないのに、アーティストによってぐっと歳をとったと感じるのはなぜだろう。特に何度も撮っているリアム。望遠レンズで覗いてるから如実に分かるのよ肌の質感が。これカメラマンあるあるだと思う。いやでも、KASABIANやRIDEはいい感じな歳の取り方していたからしわの数じゃないんだよなぁ。何なんだろう?   そのリアムしょっぱなから『Rock N Roll Star』とか『Morning Glory』とか出し惜しみなくやっていて流石だ。フェスをわかっている。

 


ライヴは、普段見る機会のないZARAを見られてラッキーだったり、ヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーみたいな(女の子に人気でそう♡) DUALIPAのパフォーマンスもカッコ良かった。ロックファンの自分にはとっても新鮮。撮影以外ではTRFに走って「ez do dance」で ヒュー♪をやったり(笑)  時間的に移動できなくて、HYUKOH(ヒョゴ)とリック・アストリーを見られなかったのが残念と思ってたら…

 


フーファイのステージに、なんとそのリック・アストリーがまさかの飛び入り ! !  これが最高すぎた〜。今年のサマソニのベスト・パフォーマンスはこのコラボに尽きる ! !  曲もミュージシャンも。デイブは「弾き方思い出せるかな...」とつぶやきながら、『Smells Like teen spirit』をアレンジで即興演奏。その演奏にリック・アストリーが名曲『Never gonna Give with you up』を乗せて歌うという奇跡のコラボ。名曲と名曲の合体。これぞフェス〜♡ その時の映像がこちら。

 


アンダー30代のロック・ファンに説明しておくと、飛び入りしたリック・アストリーは80年代を代表するポップ・スター。その彼がロック・バンド、フーファイターズのステージに飛び入りし、即興で『Never Gonna Give You Up』を歌ったというわけ。(←オリジナルのきらきらPVも見てね)  しかもポップ・スターなのに “カモーン、Fxxkin Mother Fxxker” と叫んじゃったから、ロック・ファンの心を鷲掴み(笑)

 


このコラボの凄いところは、リックの歌唱力。それとフーファイの『Smells like〜』のアレンジ。最初は一瞬何をやり始めたのかわからなかった。で、歌が入って「ええっ!?」とびっくり。ポップスターとロックスターの「技」を見せつけられてゾクゾクしました。それに実はこの曲、フーファイが同性愛者やバンドを攻撃するカンサスの教会(と名乗るヘイトグループ) への抗議曲として使用していて、(その映像もyou tubeに上がっているんだけど)、トラックの荷台でかけていた曲。抗議の方法もアメリカの(西の)バンドっぽくて、スマートでユーモアに富んでいて、私はこの映像が大好きだったから目の前に本物が登場して感動しちゃったというわけ。もう1つ付け加えておくと、テイラーホーキンス(Ds)のドラムのヘッドがクリスコーネルの写真だった。そこにもちょっと涙。

 


ロックのカッコ良さに浸れた素敵な夜。こんなのアメリカのスーパー・ボウルみたいなお祭りでしか見られないと思ってた。日本で見られるなんて最高。名曲のコラボはエネルギッシュだったし、ふたりも楽しそうにプレイしていてそれもすごく良かったし。(デイブとリックは、そのあと飲みに行っちゃったらしい) しかもあれが事前のリハーサルなしと聞いて更にびっくり。プロって凄い…

 

 

と仕事しながら、肉ばっかり食べて、遊んで、仮眠して、夜もまた撮影して、サマソニ仕事を楽しみました。フェス・アディクツの私は夏が終わってしまって寂しいです。でもこれから書籍の発売、ラモーンズ フェスティバルの開催と秋はロックが盛りだくさん。ちょっと休んだらまた頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

     友だちがみんな書いている

2017.03.28 Tuesday

 

 

 

 

 

 

さっき『スー女(すうじょと読む)のみかた』という本の著者の和田静香さんとご飯を食べていた。さんづけするとしっくりこないので、和田と書くけど、一足早く書籍を見せてもらったら、和田の相撲愛が和田らしい形で表現された書籍だった。「相撲が好き」って言ったって、まわしを巻く女はそう滅多にいないと思うわけで(笑)、「女相撲の大会に出るから一緒に(写真を撮りに)来てぇ〜」と、北海道まで行った時の写真も載っていた。ぷぷぷ。 そんな「相撲愛」がたっぷり詰まった ”ファンキー”な本。まだ文はちらっとしか読んでいないけど、真面目な相撲論では多分…ない(笑) でもこの本、デザインも素晴らしくて、ぱらぱらっと見ただけで「うわ〜!」 と圧倒させられた。早く読みたい。

 

 

 


もう一本。友だちと同時に先輩でもある、プライベート&仕事でも長い付き合いのDJ.スヌーピーこと今泉圭姫子さんも書いている。TAKE THATにまつわる想い出のストーリー。仕事じゃなくスヌーピーが書き残したい気持ちでスタートしたブログの連載だ。スヌーピーらしい視点で、バンドに対する想いを丁寧に綴っていて、正直、私はそんなにTAKE THATのファンというわけじゃないけれど、気持ちよく読めている。この回顧録はちょっと物語のようにもとれるのもスヌーピーらしさかな。TAKE THATを通してスヌーピー自身が見えるし、バンドもみえる。他のバンドでも書いて欲しい。


 

 

 

 

もう一冊。友だちのファン・ジン(=ファン+マガジンの略)。ヘヴィ・メタル・ファンが集まって「好きだから書いている」同人誌HMF。編集会議(?)をして、原稿を書き、文字校正をして、確認して、デザインして、印刷屋に出して、販売して…というプロセスをふんでいる。手間がかかっている。メタル・ファンはマニアックだから記事のミスなんて見つけようものなら「わかってないっ」って突っ込まれるしね〜(笑) ブログじゃないから「じゃ、削除」ってわけにもいかない責任もあるけど、ファンジンからは手間かけた作り手の達成感も感じるし、ファン目線で書いてるので読み手は共鳴できる一体感もあるのがいい。

 

スタッフはみんな仕事を持っている人たちで、仕事の合間に書いて取材してインタビューまで取っていた。趣味の領域を超えてるよ〜。アルバム・レビューからもバンドに対する期待や愛情が読み取れて、叱咤激励もあるから納得はできるはず。評論家でもライターでもなくファンが作る冊子は、読み手に1番近い感覚こそ強みだ。手間をかけるエネルギーも魅力のひとつ。ファンジンは情熱と、伝えたい欲求無くして作れない。そこが伝わるのがファンジンでフリーペーパーや雑誌とも違う。いろんな旨味がつまってて、まるでおかあさんの手作り弁当みたいだなぁ。

 

 

 

 

 

 

みんな情熱に溢れている。おざなりじゃ書けないから。
友だちすごいな。みんなのエネルギーをいただいて、頑張ろう〜自分 !

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

     人間椅子の『屈折くん』からファンジンまで。前編。

2017.03.16 Thursday

 

 

 

 

 

 

 

昨日のブログは、表紙のインパクトでアクセス数が4桁でびっくり。FACEBOOKって、例えどんな芸術作品であれ「裸の写真は載せたら削除」になるそうで、あの表紙をSNSに登場させるのはなかなか至難の技だそう。私の書いたのはブログだからかもしれないけれどFACEBOOKにもTWITTERにも載っちゃった。出版社から宣伝代いただこうかな〜。w

 

 

アウトプットからインプットになった……んだと思う。自分の頭の中のこと。1冊目を書き終え、2冊目の写真エッセイは、これから書くけれど、その前にインプットしないともう脳みそが「からん、からん」て音がしているんです、からっぽで。

 


それで書くのが少し早くなった気がしてたら読むのも早くなったらしく、ぐいぐいスピーティーに読めている。関係あるのかな?  まずはこれ。『屈折くん』。この本は人間椅子の和嶋さんの本。私はライヴはもちろん見たことはあるんだけど、実は撮ったことはないのです。なせだろう?  私の音歴からすると、すごく(音的に)近くにいるような気配を感じるのに。と思いながら読んでいたら、登場する場所がうちの近所の高円寺周辺で、近かった(笑) 。

 

 

 

 

もうひとつ身近に感じられたのが、誕生日と超能力者ユリ・ゲラーのこと。70年代ブラウン管(←テレビのこと)から「スプーンは曲がる」と念力を送っていた人がいたんだが、小学生はもうみんな夢中でスプーンを持ってテレビの前に集まっていた。同じく「UFOはいる」と今も本気で信じている世代がわたしの世代。そして和嶋さんの誕生日もお祝いの日、クリスマス。だから街の華やかさが自分の誕生日なのに、別世界に見えて孤独を感じていたそうです。

 

 

私は端午の節句が誕生日。もちろんケーキを食べるから、かしわ餅というのをずいぶん長い間食べたことがなく、葉っぱをむいて食べるあんこのお餅のうまさを知らず「あぁ、損してた」というどっちかっつーと、さくらももこの本に登場しそうな女だった。あと学校は休日だから誕生日プレゼントをクラスメイトからもらい損ねるので「休日は損だぁ」と思っていた。和嶋さんの繊細なメンタルとは真逆で身近でもなんでもないが、親近感は覚えました。

 


『屈折くん』を読見終えて、連想したのが漫画家・楳図かずお。描く絵と内容は天才でぶっ飛んでいるけど、生み出す作品と制作者はむしろ相容れないというか。天才の資質なんだろうか、と。そしてこの本を読んでいると和嶋さんの人柄がじわじわとこちらに伝わってくる。屈折もたしかにしている。でも曲がっていないところはまったく曲がっていなくてピュアなのだ。

 

 

昨夜、練馬の焼き鳥屋さんで、1年前に成人式を撮らせていただいたラモーンズ・ファンのご家族と飲んでいたんだけど、話題は「人間椅子、和嶋さん」になりこの単語を言っただけで、「いい人」という単語が出る。みんな言う。「和嶋さん、すごくいい人」って。私はお会いしたことがないけれど、きっとそうなんだと思う。そんな人が「あの音楽」を作っているのだ。

 


でも読んでいたら分かる気がした。10代の時に書いた『爆弾結婚式』という曲名のくだり(だいぶ最初の方)でもう大笑いしてしまったんだけど、このタイトルが率直すぎてかっこいいと思ってしまった。「幸せ絶頂の結婚式に爆弾をおとすという恐ろしい歌を書きました。」という一文にまったく屈折していない人柄が見えてしまってグッときた。この最初の方のサブジェクトだけで、疲れている人や絶望を感じている人はこの本読むといいよと推薦します。w いえ決してぱぁっと明るく爽快な気持ちにはなりません。後半に行くともっと人間椅子の歌詞が思い浮かぶような情景すら登場するので。w

 


でも、そんな情景や爆弾を落としたくなるような気持ち…という内容と真逆のリアルな和嶋さんの人柄が行間に滲みでていて救われる。人間、闇はある。だから書く。そんな人間椅子、和嶋さんの書籍『屈折くん』は、裏タイトルは真直くんだよって思った。ちなみに文章は人間椅子の歌詞の「狂ぇる、ままぁ〜〜」の感じじゃなくて、話し言葉の優しい活字が並ぶので読みやすいですよ(笑)。新高円寺の『蚕糸の森公園』の木の下で曲を書いていたっていうのも何だか身近だったなぁ。

 


がらっと変わってもう一冊はファン・ジン。HMファンがD.I.Yで作っているA4サイズのファン・ジン。メッセみたいな大規模のコミックマーケットで販売している同人誌のように紙で印刷し販売している冊子。数人で作っているんだけどこれが凄い。長くなるので続くにしよう。情熱とはこうゆうもんです。お楽しみに。続く。。。。。

 

 

 

 

 

 

 



            

     裸

2017.03.14 Tuesday

 

 

 

 

 


もう少し待ってから書こうと思っていたネタだけど、そう思っているとここに登場させようと思っていた人が何年ぶりかに現れた。それで「今書け」といわれてる気がしたので書きます。

 


おっぱいの本を頂いた。正確には『乳房のある情景』というタイトルの伴田良輔さんというカメラマンが撮影した写真とエッセイ(小説)集。自分も今年は写真エッセイ集を出す予定なので、テーマが違うけど構成も気になり興味を持ちながら読みました。

 


読んで、見て、思ったのは、『乳房のある情景』はもちろん主役がおっぱいだから、女性が主役なんだけど、すごく男性的な、男性目線の本だなと思えた。エロという意味ではなく。どっちかというとエロをオブラートで隠しているかもしれないくらいソフトな表現で。しかも、私だけかもしれないけれど、あってほしいおっぱいの写真は無く(表現)、求めているものも見え方も全く違うんだなと。なので、この写真集の中に私の好きなおっぱい写真はありませんでした。我が家の壁にも、アメリカ人の写真家のモノクロ、ヌード写真がフレームに入れて飾ってあるんだけど、それとも全く違ってて。これはむしろおっぱいがくっついていない男性にしか撮れない写真だなぁと思ったわけです。

 


そうゆう意味で男性的。男性のカメラマンが自分が持っていないもの、母性とか、やわらかいおっぱいとか、そういう憧れを捕らえているように見えました。文章も写真もまるでソフトフォーカスがかかっているように、大事に被写体を捕らえている、と。乳房は赤ちゃんの栄養補給場所でもあるわけで、エロも暴力もセクシーも無縁。もちろん男性視点でまた別の表現も作れると思うけど、ここはぽわんと暖かいおっぱいがたくさんありました。これ私には撮れないな。自分の知らない世界じゃないので憧れもない。おっぱいについて考えることなんて、「マンモの検診行かなきゃなぁ」とか、寄せて上げることばかりだもんね(笑)

 

 

そして文章(小説)も、写真にぴったりと寄り添っている。むしろこれが素晴らしいと思ってしまったら失礼なのかな。写真にそえられているおまけの文章ではなかった。自分もヌード撮影には凄く興味があるけれど、テーマがしっかりしていないと撮れないなとずっと思っている。

 

 

それで最近私は、ニューヨークでお世話になったボスが当時、撮った裸の写真を思い出していた。そしたら先週、そのボスからメールが届いてびっくり ! 彼は確か、ハッセル6x6で撮影していたと思うけど、ニューヨークだから黒人、白人、黄色人種を四角いフレームに収めるという撮影していて (と、こんな適当な解釈で活字にしたら怒られそうだ・汗)、さらには太った(豊満なですね)女性ばかりを探していた。真四角の中に収めて裸とは思えない造形を作るというテーマ(だったと…これ以上書くと作品に失礼なので、やめときます)、そんな裸の撮影でした。と書いていたらHPにその裸がありました。こちらをご覧ください。

ここにもエロもセクシーさも無い。人によって見え方も捉え方は違うと思うけど、あえてそう表現したと思えた。洋服を脱ぐプロセスはエロいのに、表現した作品は女性の裸を描いた時に使われる多くの単語とは無縁の絵。25年前、バライタ(紙の種類)にプリントされたこの写真を見せられて、「あぁ、自分は裸の写真なんて一生撮れないや...」と突き落とされたのでした。

 

 

何でもそうだけど、「どう表現したいのか」、「何をとらえたいのか」だから。『乳房のある情景』はタイトル通り、おそらく被写体ではなく、カメラマンが捉えたい乳房が並べられた本。もしも私がクライアントに「乳房のある情景を撮って来い」と言われたら、まっすぐに銭湯に行っちゃいそうだもんな〜(笑) それが私にとっての乳房のある情景。女の人間味がある場所だから。ストリップ小屋にも行かない。なぜならあそこはライブ・ハウスに見えて、私にはおもしろくない。満たされちゃっていて。

 


そしてもう一冊、同じ裸でも女性が1人もいない裸の人たちをテーマにした本『スー女のみかた』ももうすぐ出版されますよ。こちらは元・近所の和田静香さんの本。コンビニ本に続く期待の一冊。私が撮ったどすこい写真(和田の ! 笑)も絶賛掲載中らしい。和田がよく「萌え〜」と言ってる力士の肉体美に男の人も萌えるのかしら?  これが男と女の視点の違いという感じがする。男性は力士の裸(肉体)に萌えるのか?  萌えるのは強さ?   裸好きの( ? )神田の出版社のHさん、どうなんでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

     「ミリキリタの猫」とあの頃のニューヨークと哲ちゃん

2017.02.08 Wednesday


 


原稿を書いている毎日。けど、埋もれている。
産みの苦しみだけど、きっと生まれたら愛らしいってことは分かっている。

 

 

 

そんな昨日、新宿のギャラリーに、ニューヨーク繋がりのWの展示を見てきました。

 

 


絵と写真。おもに猫の絵だけど、それを描いたのはニューヨークでホームレスだった日本人ミリキタリさんという画家。そしてそのミリキタリさんを撮った写真の方は、夏フェスで一緒に仕事をさせてもらっている佐藤哲郎さん。前にもここにミリキタリさんの映画のことは描いたけど、実際に彼が描いた本物の絵を間近でみたのは初めてだったので、また書きます。

 


私はもう映画『ミリキタリの猫』を見ていたからかもしれないけど、絵にはやっぱり凄く衝撃的な何かが込められていて見入ってしまった。ミリキタリさんは、カリフォルニア生まれ。その後日本で18歳まで生活したが軍国主義を拒否し渡米。米国籍を持っているにもかかわらず、日系人の強制収容所に送られてしまう。そこを出てから市民権が届かずにホームレスになるんだけど、市民権は実は再発行されていたのに、住所が違っていたために届かなかっただけという数奇の運命の人。ニューヨークの公園でカレンダーの裏などに猫の絵を描いて売って路上で生活していた。

 


もう一方の写真は佐藤哲郎氏、と書くと書きづらいのでいつも通りの勝手な呼び方で「哲ちゃん」(笑)が、ニューヨークに毎年通って撮り続けていたホームレスの写真の中にいたミリキタリさん(だけ)にフォーカスしたもの。哲ちゃんは彼だけではなく、多くのホームレスやジャンキーの写真を当時撮っていた。当時というのは90年代の初めのこと。私もその頃ニューヨークにいて、パンクやハード・コア・マチネで有名なCBGBに通ってたけど、この隣のビルがホームレスの寝泊まりするシェルターだったから、CBGBの周辺はホームレスとジャンキーだらけだった。CBGBの前にも注射針がよく落ちている時代、そのまんまがこの写真展にはあった。

 

 

だからCBGBに入るのに、ジャンキーの群れを通過せねばならず、20代の女の私には彼らがゾンビの集団みたいに見えていたからいつもCBGBのドアまで走っていた。すぐ紙コップを目の前に出して「金くれ」って、くれくれ言うし、私は夜中にカメラを持って歩いていたから、盗まれてドラッグを買うための金に変えられたらシャレになんないと思ってた。(実際に一度ジャンキーに取られたこともあった) レイプも怖いからとにかく(もうすぐCBGBだという3rdストリートあたりから)走ってた。男と女じゃ違うかもしれないけど、そんな風に私が避けていたエリアと人間の中に突っ込んで行った写真だったから、初めてあのエリアの奥を見せてもらった感じで興奮した。↑写真はおでこに注射を打っている絵。

 

 


ミリキタリさんの表情は耐え忍ぶ表情に見えてすごく日本人的なホームレスに思えた。絵も、色も繊細なのは画材や絵の具なんて買えなかったからかもしれないけど、とにかく繊細な手先の器用な日本人の絵に見えた。そうしたら、本当に日本にいる時はりっぱな墨絵を描いていた若者で、自由の国アメリカで画家になることを夢見ていたのに、強制収容所からホームレスという人生。人生なんていつだって突然狂いだすのだ。でも才能が彼を救うわけだけど、ミリキタリさんの猫の絵はまるで彼の心を表しているみたいに人を見透かした目、感情を出さない目をしてた。そしてやたらと細い線がたくさんあって淡い色が多かった。↓若かりし頃のミリキタリさん。

 

 

 

哲ちゃんの写真もいろんな角度からミリキタリさんを捉えているけど感情の起伏が見えないミリキタリさんの表情と、描く絵は一心同体というか同じベクトルに見えた。だからそれを捉えていたということだ。ミリキタリさんは実はアメリカの市民権を得る権利を持っていたのに、収容所から出たばかりの彼(の心)はそれを拒否し、ホームレスという生き方を選んだとあとで知った。でも絵にはそんな悔しさは見えなかった。うまくまとまらないけど、初めてミリキタリさんの絵を見れて本当によかった。

 

 

哲ちゃんがミリキタリさんと会った90年代に「20年後にニューヨークはなくなるよ」と言われ、それは911のことかなと思ったけど、ミリキタリさんが亡くなるという意味だった(とあとで)知ることになり、「あれはメタファーだったのかも」と、いつになく響く言葉を話してくれたことと(笑)、ミリキタリさんの写真のそばに無造作に置かれた哲ちゃんの白黒の「銀塩写真」のホームレスファイルが強烈すぎた。

 

 

テーマは同じニューヨーク。そこから生まれた作品なのに、ミリキタリさんの絵は寂しげで繊細。哲ちゃんの写真からはジャンキーに突っ込んでいく無のエネルギーがあった。今回の哲ちゃんの写真、実は大昔に見せてもらったことがあった。場所は地下の真っ暗なバーだったから懐中電灯を持たされて見たので(ぜんぜん見えなかった…苦笑)。今回は明るいところで見れて良かったよ。

 

 

この新宿のギャラリーから徒歩5分の場所に、整理整頓に長けたホームレスの人が住んでいて、会ってみたいなと思っているけどいつも不在。サンダルが玄関にそろえておいてあるということは、仕事用の靴(?)で日中は外出しているのだろうか?  なんだかミリキタリさんと重なってしまう。

 

 


その哲ちゃんが帰り際に「もうジャンキーはいいや〜」としれっと言っちゃったのには笑ったけど、その正直さが彼の魅力だとお友だちのみんなは知っていますよね。w  90年代のニューヨークと怖いものなしで突進していくカメラマン、突進された数奇の運命を持つ日本人の画家と猫。凄いバランスの空間です。ぜひ。

 

 

 

 

 



            

   2度目のデヴィッドボウイ展に行ったことをまた書いている

2017.01.25 Wednesday


 

 

 


先週末、またデヴィッド・ボウイ展に行ってしまった。。。

 


そんなに「デヴィッド・ボウイ好きだったっけ?」と自問自答すると、そんなでもないです(笑) アルバムも全部聴いてないし...すみません。でもこうゆうことって最近よくあって、あの頃はそんなに興味なかった音やアーティストが、(あれ? 何かイイ?) みたいな現象が起こる。自分が歳を取っちゃったってことなんだけど、パンクやハードコアでエネルギー発散させてただけの満足では今は逆に何かが足りない。ロックンロールも爆音ももちろん好きだけど。

 

 


2度目の寺田倉庫は、ひとつのひとつの部屋を目に焼き付けるように見てきた。前回はその規模と演出に圧倒されて終わったけど、今回ゆっくり見てようやく展示されているいろんなものを、ちゃんと脳裏に焼き付けることが出来た感じ。コカイン用の小さいスプーンもガン見してきた。しかしよくこんなもの取っておいたよ。でもそれも時代や苦悩? を象徴していて意味があった。モノから言葉や映像まで、デヴィッド・ボウイの展示品は全てアートに見えるから不思議。自分が知らないからなのか? まったく飽きません。たぶんミュージシャンのそれというよりも、私にはアートとライブのコラボに見えているかもしれない。

 


何ていうか…このスペースの入り口から出口までが、まるで映画のような構成だから、ブログで書いて説明してしまうのが、ネタバラシみたいで悪いことをしている気分になる。だから(どこまで書こうかな)と考えながら書いている。2度目だから「次の手」も分かっているにもかかわらず、プロジェクション・マッピングみたいなライヴ映像の見せ方の演出が素晴らしくて、その部屋に到着するとまた「わぁ」っと驚いて、うっとりして見てた。そしてそれをこうやって書くことで、自分の脳裏に焼き付けているのだ。もしかしたら私はエンタメの何かに飢えているのかもしれない。もっとミュージアムに通った方がいいのかな? いや求めているのはロックのダイナミズムかも。もうひとつ、この展示のスタートはまだボウイが生きていた時だった。だから、今、日本で見ているものは最初のコンセプト、意味とは全く違っている。それもまたこの「ボウイ展」に惹きつけられるマジックというか意味なんだという気がしてる。

 

 


と...ボウイ展に大いに刺激を受け、今年は自分の展示も頑張りたいなと思ってます。倉庫なんて当然無理だけど、写真、活字、プライベート映像、そしておしいれの中にある貴重なたくさんの1点モノ。そういったものをせめて、1/10000のレベルでも、あんな風に " 脳裏に焼き付けておきたいアプローチ"  にどうにかできたらいいなぁと思ってる。そのうちの2つ(書籍と写真)は、今せこせこと準備中。そして、これとはまた別に、渋谷のアパレル・ショップ、RUDE GALLERY が、横からサポートしてくれてこんな企画を企ててくれました。

 

 

昨年9月にラモーンズ・ファンとNY/LAの聖地を巡礼ツアー時に撮影した何枚かの写真を、お店の壁にデコレート。ルード・ギャラリーっていうブランド名だけあって、お店には常に写真が飾られているショップなんだけど、今回はNYの写真です。写真点数はたくさんはありません。それでもこの写真を撮ったシチュエーションや空気を東京の渋谷で感じられるんじゃないかと思ってます。何といってもミラクルとエネルギーに満ち溢れた旅だったので、写真にもそのエネルギーを封じ込められていると思いたい。ラモーンズのルーツ、聖地(の写真)からポジティブなエネルギーを感じないわけがない。

 


ジョーイの存在、イエローキャブ、レンガの壁、NYの空気、モノクロになっても色が見える?!  ここにショップが打ち出すラモーンズが加わる2月11日(土)。 20時から。無料。どなたでもウエルカム。渋谷のビルの2階が、この夜はラモーンズ・フレーバーと良いエネルギーを浴びるパワー・スポットだ。プチNYを感じに来てね。

 

 

日程:2017年2月11日(土)
時間:20:00-23:00
会場:RUDE GALLERY TOKYO
東京都渋谷区神宮前6-19-3 2F
TEL: 03-3498-2434

 

 

 

 

 

 

 

 

 



            

     『デヴィッド・ボウイ 大回顧展』に行ってきた

2017.01.05 Thursday

 

 

 

 


 

一足お先に『DAVID BOWIE is…デヴィッド・ボウイ 大回顧展』 見てきました。これは、も〜、本当に素晴らしかった ! !

 


海外で見てきた友だちからも、「凄いよ」と聞かされてはいたけれど、噂に違わぬ「大」回顧展。1時間では見終わらなかった。日本で見られるロック展は、いつも(あれ、もう終わり?) みたいなのが多くて、「凄い」と言われても正直、あんまりピンとこなかったし、期待できなかったんです。(仕方ないんだけど) でもこれは違った。
アメリカでKISSのコレクションや昨年の秋にはグラミー・ミュージアムでRAMONES展やモータウン展も見て、それはそれで満足したけれど、NYで最初に自然史博物館を見たときくらいのショックをうけたかも。
 


とにかく展示の数が300点というボリューム。そして、ものすご〜く久しぶりの寺田倉庫というしかし展示するにはもってこいの広いスペース。さらにキュレーターの中に間違いなくボウイをきちんと理解している人がいて、意味のあるコレクションになっているところも良かった。ただ使ってたギターや衣装を置きました、な展示には決してなっていない。

 


その見せ方のうまさや、手書きの歌詞を初めとする貴重な品々に、あれこれ感じることもあってすっかり感銘うけてきました。最も今日はこの『デヴィッド・ボウイ本』⬇︎を作った、CROSSBEAT元・編集長にくっついていったので、ヘッド・セット( で、音を聴いたり英語だけど解説つき)は、右の耳で流れてくる解説を聞き、左の耳でボウイの秘話を聞きながらだったので、面白みも増して濃い内覧会にはなったんだと思うが、とはいえ1人でふらふらしていても、結局80分は居たな〜。

 

 


空間プロデュースは、狭い日本ではなかなか凝ったものを見るチャンスがないけれど(地方のミュージアムは違うのかな?) スペースを十分使いカッコよい見せ方をしてくれていた。衣装はその服を着たツアーのライヴ映像の側にあったり、その衣装で撮ったLPジャケットの側にあったり、無駄なものは入ってこない徹底ぶり。たっぷりコレクションと空間に身をまかせて、ぐいぐい引き込まれてしまう設定になっちゃってるから、ファンにはたまらないと思う。もうファンは寺田倉庫に住んじゃいたいかもね〜!?(笑)

薄暗いライティングも計算された見せ方なのかな、年寄りには目がちょっと疲れるが、映画の世界観もあるパートもあるので、この際、スマホのライトでも照らして引き込まれてしまいましょう(笑)

 

 

 

もの凄くボウイ・マニアでなくとも、ロック・ファンなら、いや、一枚でもボウイのアルバムが好きという人なら、間違いなく楽しめると思う。いや、ぶっちゃけ今好きじゃなくても、これから好きになるかもしれないから「あの時、ボウイのことあんまり好きじゃなくて寺田倉庫行かなかったんだよね〜失敗したぁ」と言いそうな人はこの際だからもう行っとこう(笑)  ボウイやグラム・ロック・ファン以外でも、ミュージシャンやアーティスト、アートが好きな人、ファッションが好きな人、写真が好きな人、映画が好きな人、グラフィックが好きな人は楽しめるし、何かのヒントがたくさん集まっている場所だと思う。

 

 

まるで宣伝マンみたいだけど、それだけ日本では見られない展示数とスケールのロックの展示会だったということだけは伝えておきたい。

 


私はこの内覧会のあと、記者会見の仕事だったけど、ここでコメントしていたゲストの方達のコメントも愛が溢れる言葉ばかりでとっても良かったというのも書いておきたい。多分、今夜か明日、それらのコメントはSNSにも上ると思うので。

 


その中でも特に、自分はあまり詳しくなかったSUGIZOさんのボウイ愛溢れるコメントに感銘うけてしまいました。最初のセリフから最後のセリフまで、どこにも隙がないほど濃かったし、好きな様子が伝わってきて素敵でした。最初「今感動しているのは、メディアの人がこんなに集まっているということ」という洋楽ファン向けの会見ではなく、もっと大衆にアピールされていることの嬉しさ(と解釈しました)を、ちゃんと俯瞰で見ているところからして愛があった。そして「ボウイは良いギタリストを見つけるのが上手い」というギタリスト目線の見解から、「本人もあとであれはね〜なんて否定していた作品だけど、自分にとっては大好きな一枚」という、作品への愛情と自信溢れる宣言まで。本気で深くて感動した。「こんな話、楽屋でやれですよね? 」 と笑いをとっていたけれど、誰かこのままインタビューして ! ! と言いたかったくらい素晴らしいコメントだった。 というのも書いときたかった。正確なコメントはどこかに載ると思うので、探してください。

 


寺田倉庫に行って何だか70年代のピテカンとかインクスティックとか玉椿(ツバキハウスの姉妹店)とか思い出したりしちゃって、初仕事とっても楽しい気持ちで終われました。あ ! ! 8日から行かれる方、最後フロアに出ると、短い映像が壁に写っているので、それも見逃さないでね〜。写真は載せられないので、マーチャンダイズ売り場の写真から。

 

※おまけ→寺田倉庫の前のセブンの裏にあるカレー屋さん美味しかったです。マンゴーラッシーもタンドリーもついて千円。プチ情報でした。

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:ROCK

 

 

 

 



            
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